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黒酵母(アウレオバシジウム)培養液混合飼料による肉豚育成改善効果試験に関する報告

■ 試験依頼先:宮崎県内大規模養豚業者(母豚 6,000頭 肉豚出荷 100,000頭/年)

■試験内容

  • 試験実施期間:平成19年7月26日~10月15日
  • 実施農場:第7農場 母豚350頭
  • 試験動物:離乳子豚(LDW)
  • 検体給与期間:育成舎導入より肥育舎移動(25日齢前後~90日齢程度)

■試験飼料
黒酵母(アウレオバシジウム)培養液を凍結乾燥製法により粉体化加工。賦形剤にはデキストリンを使用。(β-グルカン1%含有)
■給与方法
通常配合飼料(育成期)に対して検体を0.2%添加。
■試験方法
黒酵母(アウレオバシジウム)培養液投与群(表1)と対照群(表2)の事故(斃死)および体重の推移(増体)により比較。

■結果

  • 黒酵母(アウレオバシジウム)培養液投与群(表1)の試験実施期間中の事故率は、対照群(表2)の事故率平均23.4%(表2)を大きく下回り平均1.52%(表1)であった。
  • 黒酵母(アウレオバシジウム)培養液投与群(表1)は導入時の日齢が浅く、平均体重も対照群(表2)に対して58.2%(7.8kg/13.4kg)と軽量であったが試験終了時には対照群に追いつくことが出来た。

■考察

本試験を委託した養豚場では試験当時ワクチンの国内販売が認可されておらず、免疫機能の低下により重症化するサーコウイルス感染症およびそれらを遠因と する育成期の肉豚の斃死、発育不良が多発していたため、ワクチンに代わり感染症の感染、発症を予防し、小動物の獣医療において免疫細胞を賦活化するとして 実績のあるアウレオバシジウム(黒酵母)β-グルカン、黒酵母(アウレオバシジウム)培養液を混合した飼料を用いて肉豚育成改善効果試験を行なった。

試験の結果黒酵母(アウレオバシジウム)培養液投与群は事故率、増体共に対照区の飼養成績を大きく上回ったが(図1.3)、これは黒酵母(アウレオバシジウム)培養液およびβ-グルカンにより免疫機能が亢進し感染症 に対する防御能が向上するとともに、腸内細菌叢の改善により栄養吸収効率が向上し増体が促進(図2.3)されたことが推察された。(株式会社ウェブフォルテ

黒酵母(アウレオバシジウム)培養液混合飼料による肉豚育成改善効果試験に関する報告
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