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TRAIL発現亢進剤-日本(特許第5937029号)

japan-5937029

特許の詳細

特許番号
第5937029号
登録日
2016年05月20日

アウレオバシジウム(黒酵母)培養液は、TRAIL(トレイル)の発現を高め慢性炎症や自己免疫疾患の予防・改善に対して有用である

体には「抗がん物質」を自分自身で作り出し、がんの増殖を抑える免疫機能があるが、
作り出した「抗がん物質」の中には治療薬の抗がん剤と同じようにがん細胞だけでなく
正常細胞まで傷つけてしまう物質もある。
しかし、その中でも「トレイル」は正常細胞への影響が少なく、ガンの増殖を抑制する作用として、
がん細胞を選択的に細胞死(アポトーシス)に導く特徴がある。
この「トレイル」の亢進剤としてアウレオバシジウム(黒酵母)培養液(以下アウレオ培養液)が有用であるか試験を行った。
その結果、大麦由来β–グルカンやパン酵母由来β–グルカンではヒトとマウスの細胞の
トレイル発現亢進がほとんど起こらなかったことに対し、
アウレオ培養液は、トレイルの産生を高めることが確認された。

共同研究先:国立大学法人 北海道大学 人獣共通感染症国際共同研究所

■試験方法
ヒトのマクロファージ様細胞である「THP–1マクロファージ様細胞」及び、
マウスのマクロファージ様細胞である「RAW264.7マクロファージ様細胞」に対して、
アウレオ培養液、大麦由来β–グルカン、パン酵母由来β–グルカンを投与し、
トレイルの発現量を解析し比較としてグラフ化した。

■群構成
・PBS(生理食塩水)
・アウレオ培養液
・大麦由来β–グルカン
・パン酵母由来β–グルカン
※β–グルカンの終濃度が100μg/mLとなるように添加

■結果
図1・図2で示すように、アウレオ培養液の刺激によってTHP–1マクロファージ様細胞(ヒト)、
RAW264.7マクロファージ様細胞(マウス)におけるトレイルの発現亢進が起こっていた。
これに対して、大麦由来β–グルカンやパン酵母由来β–グルカンではトレイル発現亢進がほとんど起こらなかった。
この結果から、アウレオ培養液は効果的にトレイルを発現亢進し得ることがわかった。

TRAIL発現亢進剤-日本(特許第5937029号)
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